立秋を感じられるような寒さが訪れてきましたね🍂
朝と夜の寒さがきつく感じられるようになってきた毎日ですが、本日は噂について思う事を綴っていきます。
噂とは??
まずは噂の概念について‥…
噂とは何か
噂(うわさ)とは、確証のない情報が人から人へと口伝えで広まっていく現象です。正式な情報源や証拠を欠いたまま、様々なツールのコミュニケーションを通じて伝播していく情報を指します。
噂の主な特徴
- 非公式性
公式な発表や確認された情報源ではなく、個人間の会話やSNSなどの非公式ルートで伝わります。
- 真偽不明性
真実である場合もあれば、誤った情報や誇張された内容である場合もあります。伝わる時点では確認されていないのが特徴。
- 伝播性
人から人へと連鎖的に広がっていきます。伝わる過程で内容が変化・歪曲されることがよくあります。
- 関心の反映
社会や集団の関心事、不安、期待などを反映する傾向があります。人々が知りたいと思う情報ほど広まりやすいのです。
噂が生まれる条件
噂の研究で有名なオルポートとポストマンの公式があります:
噂 = 重要性 × 曖昧性
つまり、ある出来事が人々にとって重要で、かつ公式な情報が不足している(曖昧である)ときに噂が発生しやすくなります。
こうやって眺めてみると、日常生活に常に密着している概念とも言えます。そして噂の恐ろしいところは、
その人の人生を覆てしまう力を持っているということです。
身近の例で言えば、今まで人気者だった人が突然嫌われたり、明るく性格だった人が噂によって暗くなり、引きこもりな性格になったりとそういったことが私も身近でありましたので、噂の取り扱いは繊細で慎重に取り扱う必要があります。
古今東西、著名人の何気ない一言が尾ひれを付けた内容で世間に広がり、その結果、評判が落ちることはよくあります。
感情に支配されているから??
人は物事の判断をするときは、真実がどうのこうのよりもある感情に支配されて判断する傾向があると言われています。
ある感情とは・・・
- 恐怖:危険から逃げるため
- 怒り:脅威と戦うため
- 不安:将来の危険を予測するため
- 嫉妬:他人への羨望とねたみ
こうしてみると生きていれば、必ず日常に付きまとう内容ばかりです。ある他人に対してこういった感情のいずれかが該当することで、人は感情に支配された噂を信じやすくなります。
身近で言えば、クラスで気に食わない奴に対する僻みの拡散や近所付き合い、もしくは組織の中に良からぬ噂がひしめき合うことが日常でみられる光景です。
これらは感情による判断が大半のケースです。
しかもその後に自分自身で真相解明をする事もなく、そういった噂を公式な情報として脳にインプットしてしまう‥‥…そういう人はたくさん存在しますし、歴史を振り返ってみても世の中で知られている事実の内容が、そういった感情が元となって公式となってしまっている事柄も少なくありません。
そう考えると、過去に起きた出来事=事実が、事実=真実と考えてしまうことに対して疑問がでてきます。
もしあなた自身が事実=真実という概念が不変的な位置づけで当たり前と思っているのであれば、それは他人の感情によって出来上がった真実だということを覚えておいてください。
噂からの負の要素を守るには
良からぬ噂によって自分の人生が嫌な方向へ転換してしまうのは、避けたいところですよね・・・・。ではどうやって避けるか。
余分な情報の遮断
今や、X(旧Twitter)やインスタなどのSNSやyahooやGoogleなどの検索エンジンを利用することで、簡単に色んな情報が安易に手に入りやすくなりました。
多くの情報が入りやすくなった分、判断する材料の一つである感情のコントロールが一層重要な位置づけになってきています。感情のコントロールを続けることは、神経を削るような作業に近いものです。
どこかのタイミングで一息いれることでもしないと、いずれ自分自身が崩壊して噂という波にのまれやすい状況が生まれてしまいます。
一息いれる‥…つまり情報を遮断することです。情報を遮断する状況を作ることで、情報に支配されない状態、つまりは本来の自分自身を見つめる時間(自然体)が生まれるという事です。
それにより、冷静に物事を判断する事ができるようになるので、噂に左右されるような状態から回避できるようになります。
過剰な気の遣い方を断つ
噂による影響で自分の人生が左右されてしまうか否かは、自分次第というところがあります。つまりは、『人に嫌われないようにしよう』『人からどう思われているのだろうか』そんな心持ちでいる人は、他人の噂に対して非常に敏感になります。
決して悪い事ではありませんが、他人の噂を過剰に気にしてしまうことは、考える必要のない良からぬ未来を勝手に想像してしまう傾向があります。
『自分のことを他人はどう思っているのか‥‥』そんなことは、分かるわけがありません。自分に対する他人の評価を気にしてしまうことで、嫌われないようにと日ごろから過剰な気の遣い方をしてしまいます。
自分が後悔のない人生を送る為には、多少は他人からの不評な評価や態度になることは避けられないと思います。生まれたところや育った環境が違うのですから当然なことではないでしょうか。
独りになった時に、なんとなく疲れが取れなかったり、だるかったり、気分が乗らなかったりすることが最近多いかも…と思う方は、もしかしたら気の遣いすぎが原因かもしれません。
噂に支配されない為にもたまには、他人に気を遣わず、鈍感な自分を貫くことは大事な習慣だと思います。
独りの時間を作る
私自身によくあるパターンのひとつですが、
大勢でワイワイ話しながら、会話の中身がある人の噂を耳にするたびに、自分の中で無意識のうちに『自分は良い子でいなければ…』なんて思いに駆られることはありませんか?
これって、おそらく無意識のうちに自分の意志や考え方とは違った方向へと周りの空気が流してしまう結果なんだろうと思います。
この良い子の仮面を被っている状態が継続的してしまうと、自我の崩壊を招くことになり、最悪の場合、どこかのタイミングで感情を爆発させてしまい、他人ヲ傷つけてしまうなんてことが起こりうる。
【噂】による自分への支配が生み出してしまう負のスパイラルです。
そんなときは、噂から逃れるためにも、まずは独りになりましょう。独りの時間を作って自分が好きなことをやりましょう。
この時の好きなことの概念は、自分が無意識にリラックス状態で行なっているものです。
好きな音楽を聴くか‥‥
好きな本を読むことか‥‥
絵を描くことなのか‥‥
ウォーキング、ジョギング、水泳、何でもよいです。
無意識でリラックスした状態を作ることで物事を冷静に眺めることができます。皆でいる時間と独りに慣れる時間‥…その切り替えがあなたを自然体へと導いてくれます。
自分で調べて、確認して判断する

自分自身がどういう信念をもって物事を考えているのか。そして自分で調べて、確認して判断していく。
シンプルですが、これが一番大事なことだと思います。
噂に取りつかれてしまう根本的な原因は、柔軟な発想ができず、【絶対これは悪だ!正義だ!】そんな固定概念から抜け出せないことではないでしょうか。
世の中に不変で絶対的に正しい思想や考え方など存在しないと私は思います。
時代によっては、物事が悪の立場になるし、正義にもなる。歴史を振り替えてみると、その繰り返しです。だからこそ常に考えていく必要があると思っております。
そんな柔軟な考えを持つ人が世の中に増えるようになれば、噂によって人が不幸になることが減って、世の中はもっと過ごしやすくなるだろうし、生きていて楽しくなるのだろうと思います。
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