朝だけ?夜だけ?あなたに合った一日一食のメリット

ゆず個人ブログ

産業革命以前は、朝と夕方の2食が一般的でした。

1日3食の概念は20世紀初頭に広く定着したといわれています

  • 経済的繁栄により中産階級が増加し、食事の回数が増えた。
  • 日本では明治時代の西洋化政策の一環として、軍隊や学校で3食制度が導入され、それが一般家庭にも浸透していきました。
  • 発明王エジソンが発明した電気トースターの売上増加のため「自分は食事を1日3食を摂取している」と宣伝。※エジソンは食事を時間の無駄と考え、1日2食を主張していたという説もあり。

「1日3食」の概念は、長い歴史でみると浅いです。現代人特有の生活習慣病は、もしかしたら3食による過度の食事が関係しているかもしれません。

そこで今回は1日1食について綴っていきます

1日1食の効果について

  • 断続的断食の一種となり、自己回復力を促進する可能性がある
  • 体重減少を促進する可能性がある
  • インスリン感受性を改善する可能性がある
  • 消化器系に休息を与える
  • 食事準備の時間を節約できる

1日1食による代謝適応と食事タイミングの影響

興味深いことに、食事のタイミングによって効果が異なります。

  • 朝食のみの場合

概日リズムとインスリン感受性のピークが一致するため、特に血糖コントロールが改善します。

  • 夕食のみの場合

運動後の回復や成長ホルモンの分泌ピークとの相乗効果が期待できます。

オートファジーのマクロな変化と細胞の再生力アップ

1日1食による長時間の絶食はオートファジー(自己貪食)を強く誘導し、絶食時間が18-20時間を超えると、マクロオートファジーからより選択的なシャペロン媒介性オートファジー(CMA)への移行が起こり、特定の損傷タンパク質を標的とするようになります。

ミトコンドリアの微細構造にも影響し、クリステの再構成とミトコンドリア融合が促進されます。これにより、電子伝達系の効率が一時的に上昇し、ATP生産量が増加します。同時に、ミトコンドリア特異的オートファジー(マイトファジー)も増強され、細胞エネルギー産生の質的向上が見られます。

脳内生化学変化と記憶力向上

空腹時に増加するグレリンは、単に食欲を刺激するだけでなく、海馬の神経新生と記憶力強化に関与します。1日1食を続けると、グレリン受容体(GHSR-1a)の感受性が変化し、認知機能が向上します。

BDNF(脳由来神経栄養因子)の産生も増加し、特に海馬と前頭前皮質での発現が高まります。興味深いことに、この効果は1日1食の継続期間に比例して強まります。

腸内微生物叢とメタボロームの変化による消火器系の回復

食事頻度の低下は腸内微生物叢の多様性に大きな影響を与えます。特に注目すべきは、短鎖脂肪酸(特に酪酸)を産生する細菌種の増加です。

また、1日1食は腸管透過性を一時的に低下させ、特に食後の内毒素(リポポリサッカライド)の血中濃度上昇を抑制する効果があります。これは炎症マーカーの低下につながり、消化器を休める効果があります。

1日1食の効果によるまとめ

身体の細胞の再生力の向上や消火器系の負担を減らす効果を高めることは生活の質の底上げとパフォーマンスをあげてくれます。 

私も実は実践しています! 

….まだ3日目ですが笑 

身体の変化について感じたことがあれば随時綴っていきます 

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