お疲れ様です!ゆずです。
今回は、【沈黙する勇気】について紹介していきます。

沈黙するのに勇気って必要なの???
沈黙すること自体は特に苦労を有さないので、誰でもできるでしょ。と思いがちですが、
- 感情的になっている時
- 自分が指導する立場になって見守る時
- 話足りない時(端的に話さなければいけない場面)
- 校長の話が無駄に長い時(これは校長側)
皆さんがこんな場面に遭遇していたときを思い出してみてください。意識して『沈黙』ができていますでしょうか?自分の感情にスイッチが入ってしまうと話が止まらなくなり、気が付けば余計なことを発言してしまっている‥‥そのようなことありますよね。
世間ではどちらかと言えば発言する勇気を評価している
日本社会の課題について語る際に必ずと言っていいほど上がる議題に「発言する勇気」でしたが、最近は先輩後輩、上司部下の上下関係が徐々に気薄になり、下の者が上の者に対しての発言の機会が増えてきているという風に感じます。

こういった風習が広がっていくことは、お互いの本音の部分での思いや意見が共有できるという意味合いでいえば良い面であります。
本音での発言は難しい面もあります。【公共の場の議論】という割り切った考えをもっている人であれば問題ないですが、公私混同させてしまいがちな人との発言の場となると内容如何、人間関係への影響が懸念される場合があります。


その場合に最も必要とされるのは「沈黙する勇気」かもしれません。日常生活の中で、言葉を差し控えることが最善の選択となる瞬間は意外と多いものです。
沈黙が持つ本当の意味

『ここで発言すると角が立つから黙っていよう…』『でしゃばると白い目で見られるから黙っていよう』‥‥日常生活に潜んでいる沈黙の存在はこのようなものばかりですが、
沈黙とは周りの空気を読むが故に言葉を発するのを控えることではありません。先ほども申し上げたように時と場合によっては発言していくことも大事です。
沈黙の本当の意味、それは、深い思慮、自制心、そして時に最大の知恵の表れです。古来より日本文化では「言わぬが花」という考え方がありました。全てを言い尽くさないことで、相手の想像力に余白を残す美学です。

沈黙は、日本独自に存在する美学とも言えるでしょう。島国であり、然災害との隣りあわせで育まれた日本の歴史が生み出した産物かもしれません。
私が以前職場で経験したことですが、熱くなった会議の場で、全員が意見をぶつけ合っている中、一人の先輩が静かに見守っていました。
最後に彼が発した一言は、それまでの議論を整理し、全員が納得できる方向性を示すものでした。彼の「待つ力」がその場を救ったのです。
これは余談になりますが、歴史の教科書では、名演説とされているヒトラーですが、その特徴は壇上に上がるとまず【沈黙】から始まると言われています。
自分への注目と聴衆に対して【聞く姿勢】を与える為の行動だったのです。
沈黙する勇気が必要な時

『あの時余計なこと言わなければよかった‥‥😨』
『この反省を生かして次回は余計な事を言うまい』
反省したのに同じ事の繰り返し‥‥このような後悔の思いは人生で何度も体験します。※私もそうです…。沈黙する勇気がいかに難しいことか、分かりますね。
特にあるアルコールが入っているときは要注意です!楽しい時間が一転して嫌な思い出になるほどの破壊力があります。※お酒好きの私には耳の痛い現実です。
なので、このような場面が訪れたとき、沈黙を意識して行なうことをおすすめします。↓↓
- 感情に任せたくなる時
怒りや興奮で言葉が溢れそうになることが必ずあるかと思います。そんなときはまず、一度深呼吸をすることです。
深呼吸をすると不思議と一瞬、落ち着く時間が訪れます。沈黙を選ぶことで、後悔する言葉を発せずに済みます。
- 答えがわからない時
どうしても知ったかぶりをしてしまう場面はありますよね。←これに関して言うと場合によっては必ずしも悪い事ではありません。 時には、、相手の信頼を勝ち取るときに必要な戦法であったりします。
ですが、答えが分からないままの沈黙はあまり有益とはいえないでしょう。
無理に答えを出そうとせず、「わからない」「考えさせてください」と正直に伝える勇気も大切です。
- 他者の成長を見守る時
子育てをしていると見守ることの難しさをつくづく実感します‥…知識と実践がいかに違うことかを実感する日々です。
分かっているんです‥‥本人に経験させて学ぶことがいかに大事なことが‥‥だが、可愛さあまりにすぐ手を出してやりたくなる‥…このような親御さんが多数ではないかなと思います。

でもね…やはり、すぐに答えや解決策を提示するのではなく、相手が自分で考え、気づく余地を残すことが最終的に必要な愛情です。
日常に取り入れる沈黙の実践
沈黙の力を日常に取り入れるにはやはり意識的な努力が必要になります。一番大事なことは「黙って聴く時間」を身に着けられるかどうかではないでしょうか。
まずは会話の中で相手の言葉を遮らず、最後まで聴き切ることを実践してみることです。例えば飲み会が練習の場としてはもってこいと言えるでしょう。
相手の話の内容が理解でき、そこに自分の思考を当てて分析をする、、そこから意外な発見があったりするものです。‥‥おすすめです!

また、SNSでの反応も同様です。すぐに意見を述べるのではなく、一呼吸置いて「本当に今、これを言う必要があるか」と自問することで、不要な摩擦や後悔を避けられることがあります。
まとめ:沈黙は自分との向き合い
いかがでしたか。今回は沈黙のメリットについて紹介していきました。
沈黙は弱さではなく、時に最大の強さを表します。全てに反応せず、本当に大切なことだけに言葉を使う選択ができる人は、周囲からの信頼も厚くなります。
『沈黙する勇気』の一番難しいところは、
自分自身で気づかないと身にならないということです。耳に入っても頭に入らなければ意味が無いのです。
『言わない』という選択をする勇気。それは自分自身と向き合い、他者を本当の意味で尊重する姿勢から生まれるものなのかもしれません。
今日からぜひ、「沈黙する勇気」を意識的に実践してみませんか?思いがけない気づきや関係性の変化が待っているかもしれません。
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