どうもこんにちは! ゆずです。
今回は、生きていく中で必ず一度は出会うであろうもっとも厄介な『洗脳』について語っていきます。
洗脳とは、人の思考や信念を強制的に変えようとする心理的操作のプロセスです。本来の考え方や価値観を捨てさせ、新しい思想や行動パターンを受け入れさせる手法です。
一般的に知れ渡っている洗脳↓↓
- 最初は異常な量の愛情と関心を示し、新メンバーに所属感と重要感を与え、徐々に家族や友人との接触を制限して独自の判断力を失い、教団の指示に従うような集団洗脳。
- 「成功者」の派手なライフスタイルを見せ、憧れを植え付け、「今行動しなければ永遠にチャンスを逃す」と緊迫感を作り出し、組織への忠誠心を強化する商業的洗脳。
他にも色んなパターンはありますが、今回はより身近に存在する2パターンの『洗脳』を紹介していきたいと思います。
社会生活での洗脳

これから紹介する内容は、学校生活、部活、会社勤務などによる集団での共同体が形成されたときに必ず生まれる『洗脳』パターンです。順応できない一部の人にとっては居場所がなくなり、結果、疎外感が生まれトラウマになる場合があります。
社会的孤立
既存の人間関係から切り離し、洗脳する側の影響だけを受けやすい環境を作ります。
『あの友達はあなたを理解していない』
『ここだけの話、あの人あなたの文句いってたよ』
『あの人出世しか頭にないから何もしてくれないよ』
といった言葉で外部との関係を弱めます。こうしてみると、身近でこんな感じの言葉が行き交っている場面に遭遇することが多い出ないでしょうか。
段階的な取り込み
最初は小さな要求や同意から始まり、徐々に大きな要求へと進展していきます。「フット・イン・ザ・ドア」テクニックとも呼ばれ、小さな依頼に応じると、その後のより大きな要求にも応じやすくなります。
これも身近でよく見かけるのではないでしょうか。良かれと思ってやったことが結果、自分の首を絞めることになります。
集団によるいじめや会社からのパワハラのきっかけになるのは大体このパターンです。
恐怖の利用
『従わないと大変なことになる』という恐怖を植え付け、従順さを促します。例えば『このグループを離れると失敗する』『皆であいつを無視しようぜ』『従わないなら辞めさせるよ』といった脅し。
非常にくだらないことですが、当事者にとっては深刻な問題になります。
集団思考の促進
これは日本人によくあるパターンではないでしょうか。『みんなそう思っている』『常識だ』といった言葉で、批判的思考より集団への同調を優先させます。
物事の本質から目をそらし、同調の最優先をすることで結果、長い年月をかけてツケが自分たちに回ってくるようになります。
一番良い例がバブル崩壊後の『失われた日本経済』がまさしくそれではないでしょうか。
マスコミ(オールドメディア)による洗脳

ここではオールドメディア(主にテレビやラジオ)を対象に紹介していきます。
SNSの普及により、多彩に情報を手に入れることが容易になってきた現代社会ですが、依然としてマスコミは、情報伝達の主要な担い手として強力な影響力を持っています。
特にSNSに興味を示さない方々にはマスコミからの情報をもとに行動を示す傾向があります。この影響力が時に「洗脳」とも呼べる形で人々の認識や思考を操作することがあります。
フレーミング効果
ニュースの切り取り方や言葉選びによって、同じ事実でも印象が大きく変わります。特定の視点だけを強調することで、視聴者の認識を誘導します。
良い例でいえば、コロナの報道ではないでしょうか。
・コロナによる死亡者が年間1万人になった・・・マスコミの報道
・季節性インフルエンザの死亡者数と変わらない、死亡率は肺炎の10分の1程度・・・真実
全く同じ事実でも報道に仕方で捉え方が変わっていきます。
議題設定機能
メディアが何を報道するかによって「重要な問題」が決まります。多く報道される話題は重要だと認識され、報道されない問題は存在感を失います。
『芸能人のニュース』や『スポーツの話題』がその例です。
大谷選手の活躍は本当に素晴らしいですが、野球に興味ない方にとっては、正直どうでもいいニュースになります。(大谷選手の批判ではありませんので!)芸能人のニュースにしても同じ事がいえます。
反復効果
特定のメッセージを繰り返し伝えることで、その考えが「常識」や「真実」として受け入れられやすくなります。
日本の『自虐史観』教育がまさにそれに当たるのではないでしょうか。
選択的報道
全体像を示さず、特定の立場に都合の良い情報だけを報道することで、バランスを欠いた認識を形成します。
これはマスコミやジャーナリストが特定の団体に寄り添うことで起きていることが多いと言われています。
こうした洗脳から身を守るにはどうしたらよいか

ではこうした『洗脳』から身を守るにはどうしたらいいのか。これは非常に難しい問題で確定された解決策というものが無い、というのが正直な感想ですが、いくつかご紹介しますので参考になれば幸いです。
最も重要なのは、洗脳する側に近づかない
こういうタイプの特徴は、【威張っている】【他人からよく見られたい】【自分が一番だけど謙虚なフリをする】【遠回しに自慢する】これ全部に当てはまるタイプがいたら注意して観察すると良いでしょう。
まさに『君子危うきに近寄らず』です。
ただこのタイプのもっとも厄介なのが、こちらが下手に目立つと向こうから因縁をつけてきて『洗脳』してくるという点です。そして非常にしつこいです。
特に部署異動や転職で逃げられる社会人と違って、簡単に学校を辞められない学生の場合は非常に深刻な問題になります。
もし万が一目をつけられたら以下の対処法を紹介します。
対処法
- 大声で怒鳴り散らす
これは効果は抜群です。『洗脳』する側は抵抗しないやつを好みます。大声で怒鳴り散らすことで相手はこちらに対して一目置くようになるので、手を出さなくなります。
実際にわたしは小学生の頃、大人しいタイプであったためか、こういう経験をしたことがあります。
ある日相手があまりにもしつこいので、頭にきて大声で怒鳴り散らしたら周りがシーンとなるくらい静寂になったのを覚えています。それ以降は相手にされることはありませんでした。
- 無駄に目立つことを避ける
とは言っても大声で怒鳴る勇気がない‥…という方のほうが多いのではないかと思います。私も怒鳴り散らしたときは無我夢中だったので、またやれと言われたら多分無理です。
となれば目立つことを避けるのが無難です。これによって相手の欲求が満たされていくので、徐々にこちらから離れていきます。ただその場合、気を遣う場面が増えるのでストレスは溜まりやすくなります。
『学生時代はずっと続くわけではないから』と割り切っていくことが大事です。
批判的思考能力を養う
提示される情報や主張に対して鵜呑みにせずに「なぜ?」「本当に?」と常に問いかける習慣をつけることが大事です。
情報の出所は信頼できるか、裏付けとなる証拠はあるか、反対の立場からの意見にも耳を傾けているかを確認します。特に感情的に強く訴えかける主張や、単純すぎる解決策を提示する意見には警戒が必要です。
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まとめ:洗脳からの脱却

完全に洗脳的な影響を避けることは難しいことです。大事なことは、いかに『洗脳』から避けつつより自律的で批判的な思考を維持し、自分らしい選択ができるかということです。
情報があふれる現代社会では、何を信じ、どう行動するかを自分自身で決める能力が、かつてないほど重要になっています。あなた自身の思考の砦を築き、心理的な自衛力を高めていきましょう。
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