断捨離の向こう側にある本当の自由〜こんにちは、ゆずです。
努力の末に手に入れた地位や名誉、実績を捨てて何かに挑戦することはなかなか決断はできないと思います。
長年会社に勤めて居心地も悪くなければ尚更です。居心地の良さを嫌いな人は,まずいません。
むしろ悪くない環境を捨てて挑戦するほうが面倒なので、よほどのことがない限りやりたくないはずです。
思想や考え方も同じで、長年積み重ねてきた経験や思想や考え方を刷新することに抵抗を感じる人は多いです。
今日は「捨てる」という行為について深く考えてみたいと思います。
最近、本当の自由を求めてマリストやシンプルライフという言葉をよく耳にするようになりました。
物があふれる現代社会で、あえて「捨てる」という選択をする人が増えています。でも、本当の「捨てる」の価値とは何でしょうか?単に物を減らすことだけが目的なのでしょうか?
「捨てる」の本質的な定義
私たちが話す「捨てる」とは、ただ物理的に物をゴミ箱に入れることだけではありません。
それは、自分の人生から不要なもの、役目を終えたもの、成長を妨げるものを意識的に手放す決断のプロセスです。物だけでなく、関係性、習慣、固定観念、過去の後悔まで——人生のあらゆる側面に適用できる概念なのです。
「捨てる」ことで得られる7つのメリット

1. 心の余白が生まれる
物理的な所有物を減らすと、空間を認識できるようになり、不思議と心にも余裕が生まれます。空間は、頭の中を無にして何かを感じ取る効果があると言われています。お坊さんが座禅している空間を思い浮かべればイメージが沸くでしょう。
また掃除や整理の時間が減り、「物の管理」から解放されることで精神的な負担が軽くなります。部屋がすっきりすると、頭の中もクリアになるという経験をしたことはありませんか?
2. 本質的なものへの集中力が高まる
『捨てる』ことは考える時間を与えてくれます。『捨てる』習慣が身につくと、自然と「これは本当に必要か?」と問いかけるようになります。人生で真に価値あるものが何かを見極め、大切なことにエネルギーを注げるようになります。
3. 新しい可能性に開かれる
古いものを手放すことで、新しいものを受け入れる余地が生まれます。クローゼットを整理して初めて、新しい服を入れるスペースができるように、人生のあらゆる面でも同じことが言えます。古い習慣を手放せば、新しい習慣を育てる余裕が生まれるのです。
4. 自己成長のスピードが加速する
『捨てる』行為は過去との決別の意味をもちます。幼少期や学生時代のコンプレックスによる過去の失敗や古い自己イメージにしがみつくことは、誰でもあります。
一歩前に成長するにはそういった昔のしがらみからの脱却が必要です。囚われていれば大きな障害になります。
「もう私はあのミスをした人だ」という自己認識を捨てることで、新しい自分になる機会を掴めます。
5. 選択する自由を取り戻せる
「捨てられない」状態は、実は選択肢がないことなのです。余分なモノを溜めることは自分自身を縛り付けているようなものです。
溜めるという行為は過去を大事にする意味合いもありますが,同時に自分が選択していく際の足枷にもなるのです。
生き物は常に何かを選択して生きています。選択することで人生を豊かにするのです。「捨てる」という選択肢を持つことで、人生の主導権を取り戻せます。これは強い自己肯定感につながります。
6. 変化への適応力が身につく
物を手放す練習を重ねると、人生の大きな変化にも柔軟に対応できるようになります。これは過去の自分を見つめ直すということにも繋がります。変化は人生の唯一の定数。「捨てる」力は、その変化を恐れずに受け入れる力でもあるのです
7. 自分の価値観が明確になる
何を残し、何を捨てるかを決める過程で、自分の本当の価値観が明らかになります。「このものは私にとって価値があるか?」という問いは、実は「私は何を大切にしているのか?」という本質的な問いなのです。
日常に取り入れる「捨てる」の実践「捨てる」を生活に取り入れるのは難しいことではありません。まずは小さなことから始めてみましょう。
まずはこれから始めましょう!

一日の終わりに、今日の不満や後悔を「捨てる」時間を設ける-
ノートに箇条書きでも何でもよいので、不満や後悔を書いていきましょう。その際は文体や文章を気にせず思いのまま具体的に書きます。そしてノートを見返すことで不思議と冷静になれます。
週に一度、使わなくなった物を一つ手放す-
具体的には、冷蔵庫で買い貯めをしたが使用していないものや下のほうに埋もれているタオルなどです。捨ててしまっても人生に損害はないはずです。手放す(捨てる)ことをおすすめします。
月に一度、自分の習慣を見直し‐
まず月の中で一番忙しかった日を見直してください。おそろく忙しい日には、モノや考え方が余分なもので溢れてしまっているケースが多いです。これらを振り返ることで必要なものだけを選択できるようになります。
まとめ:『捨てる』ことは自由をてにいれること

成長を妨げるものを「捨てる」「捨てる」という行為は、単なる整理整頓を超えた人生の知恵です。物を減らすことは目的ではなく、より豊かで本質的な人生を送るための手段なのです。私も日々「捨てる」ことを意識していますが、完璧ではありません。それでも、少しずつ手放していくことで、人生が軽やかになっていくのを感じています。
皆さんも「捨てる」力を育み、本当の自由を手に入れてみませんか?最後に、禅の言葉を引用して締めくくりたいと思います。
「手の中に何も持たないとき、初めて全てを受け取ることができる」
みなさんの「捨てる」旅に、幸運がありますように。—*この記事がお役に立ちましたら、コメントやシェアをしていただけると嬉しいです。皆さんの「捨てる」体験もぜひ教えてください!*
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