お疲れ様です! ゆずです。
『怒り』は周りに対して多大なる影響をもたらす感情の1つです。
周りの空気を重くする道具であり、大規模になると『怒り』がきっかけで社会が変化してしまう武器にもなるのです。
怒りを感じることは人間として自然なことです。生きていれば怒る場面は数多くありますので当然です。
大事なのは、それを建設的に表現することです。これが本当に難しいです。
『怒り』の最中は自我が失っています。感情をコントロールするのが困難になりますので、ついつい感情的になりがちですよね….

感情的になりすぎると関係が悪化し、弱すぎると自分の気持ちが伝わりません。今回は、怒りを相手に効果的に伝える方法について具体的にご紹介します。
まずは落ち着くことを心掛ける

怒りを表現する前に、まず自分自身を落ち着かせることが重要です。とは言っても怒り心頭の時は落ち着かせることは非常に困難です。
そんな時はまずは深呼吸をしてみることです。ここで大事なのが吸うことよりも吐くことを意識することです。
そして深呼吸を10分間したあとに思考を整理しましょう。実践してみると分かりますが、意外と落ち着きが取り戻せるようになります。
感情が高ぶった状態では、言葉が荒くなりがちです。一旦その場を離れる、あるいは数時間置くことも効果的な方法です。
相手に自分の気持ちを伝える

怒ってしまうと相手を非難することに焦点が当ててしまいがちになります。まずは自分の気持ちに焦点を当てることをおすすめします。
他人に迷惑をかけてしまったことを認識させることは、怒りを効果的に伝えるときにはとても有効な手段になります。誰でも一度は、周囲を巻き込んで迷惑をかけたことはあると思います。
そんなときに迷惑をかけてしまった相手から感情的にならず、冷静に注意されたときに意外と心を揺さぶることはありませんか?
特に信頼を置いている相手からであればなおさらです。
「あなたはいつも約束を破る」ではなく、「約束が守られないとき、私は信頼されていないように感じて悲しくなります」と伝えることで言葉に重みが増すので効果的です。
具体的な指摘で伝える!

例えばあなたが上司から「いつも遅刻するよな!」と感情的で曖昧な非難をされたとき、その瞬間は反省しますが、時間が経つとケロッと忘れたりする経験はありませんか?
ショッピングモールではしゃいでいる子供をお母さんお父さんが『静かにしろ!迷惑だ!』と大声で注意している光景はよくあるかと思います。でも子供ってあまり反省していないですよね(笑)。
感情的で曖昧に注意してしまうことは実は、相手に怒りが伝わっていない場合が多いです。
※子育てに関してはケースバイケースなので何とも言えませんが‥‥
「今日の会議に20分遅れてきたことで、全員の予定が遅れました」というように、特定の出来事とその影響を伝えましょう。
まず解決策を提案する

怒りに任せて問題点を指摘するだけになってしまうと相手は萎縮してしまうので怒りの意味も伝わらず、根本的な解決を見出すことができなくなってしまいます。
実際にこのケースは多いのではないでしょうか。怒りに任せて言うだけ言ってハイ終わり。周囲には居て欲しくないタイプですね(笑)。
大事なのはどうすれば良かったのか、または今後どうすべきかを提案することです。「次回からは10分前に到着できると助かります」など、建設的な方向性を冷静に示すことで相手に意図が伝わり、解決へと導くのです。
適切なタイミングと場所を選ぶ

人前での怒りをぶつけてしまうことは、相手の自尊心を傷つけてしまう可能性があり、それによって怒りの原因が正確に伝わらずその結果、関係が悪化する場合があります。
誰だって人前で怒られるのは嫌です。ましてはそこに気になる子がいればなおさらです(笑)ブラック企業の特徴はまさにこれです。いつでも平気で怒鳴り散らします。
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人前で怒りをぶつけるのではなく、プライベートな場所で1対1で話し合いましょう。また、相手が忙しい時や疲れている時は避け、お互いに冷静に話せる状況を選ぶことが最適です。
非言語コミュニケーションに注意する

自分が今から怒られると分かっている時に相手の表情が、すでに怒りに満ち溢れているオーラを感じたらあなたはどうしますか?私だったら『いかに早く終わらせるか』を考えます(笑)
この状態になると反省よりもその場を早く切り抜けたい気持ちが優先してしまうので、怒りの意味が上手く伝わらない可能性が高いです。
言葉だけでなく、表情や姿勢、声のトーンも重要です。腕を組んだり、大声で話したりすると、相手は防御的になりやすくなります。
姿勢を開いて、落ち着いた声で話すことで相手にも本当の意図が伝わるようになるので、ぜひ心掛けるようにしましょう。
相手の視点も尊重する
一方的な自分の怒りだけでは解決しません。物事には絶対的なものは存在しないので、ミスをすることは誰にでもあります。
相手にもこうなった経緯が必ずあるのです。『言い訳するな!』の一点張りで怒られたら正直ムカつきますよね。こんな上司や同僚がいるとモチベーションが下がり、負のスパイラルに陥るパターンです。
なのでそうならないためにも、相手の意見や感情にも耳を傾けましょう。耳を傾けることで原因の理由がわかると解決策も提案しやすくなります。
対話というものは双方向であり、相手の視点を理解することでお互いの関係性を良好に保てるようになります。
実践例
実践例として以下を紹介します。参考になれば幸いです。
同僚が何度も見積書の提出を守らず、あなたの仕事に影響が出ている場合:
『○○さん、少しお時間よろしいでしょうか。先週の見積書の提出が3日遅れたことについてなのですが、先方から私に連絡があり、締め切り日に見積書を提出できなかったことでクレームを受けました。
もしあなたの業務が立て込んでいて、締め切りに間に合わないと分かった時点で私に早めに教えていただけると、こちらも対応策を考えられるので助かります。』
冷静を保ちながら具体的な解決策を提案することで相手に的確に伝わり、今後の業務において生かされやすくなります。
【それでも上手くいかないことがありますが(笑)】
まとめ:まずは感情をコントロールする!

いかがでしたか?
怒りを適切に表現することは、簡単なことではありません。しかし意識的に実践していくことで、自己主張のスキルが上がり、健全な人間関係を維持するために重要です。
怒りの表現が感情的になればなるほど、問題解決は遠ざかり、人間関係もギクシャクしてくるので、今後において何かとやりずらくなります。←分かってはいるけど、ついつい感情的になってしまう‥…人間だからしょうがないですけどね(笑)
感情をコントロールし、建設的なコミュニケーションを心がけることで、問題解決に繋がる対話が可能になります。相手を尊重しながらも、自分の気持ちや境界線をしっかりと伝えることが、長期的な関係構築には不可欠です。
感情のコントロールは意識をするだけでも変化は生まれます!『怒り』自体は決して悪いことではありません。どうやって取り扱うかが重要なのです!
皆さんも自分の『怒り』を受け入れて上手くコントロールできるよう今日からでも実践して下さい!!!
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